Rotor-Gene Multiplex PCR Kit
Rotor-Geneサイクラーでの超高速マルチプレックスリアルタイムPCRおよび2ステップRT-PCR
Rotor-Geneサイクラーでの超高速マルチプレックスリアルタイムPCRおよび2ステップRT-PCR
Rotor-Gene Multiplex PCR Kit はRotor-Gene Qサイクラーでの使用を目的としてデザインされ、配列特異的プローブを用いたマルチプレックスリアルタイムRT-PCRおよび2ステップRT-PCRで特異性の高い定量を高速に実現します。サイクラーの搭載波長によっては、 同一チューブ中で最高4種類のcDNAあるいはgDNAターゲット(例;コントロール遺伝子1つと3つの標的遺伝子)を同時定量できます。特別に至適化されたマスターミックスとRotor-Gene Q の遠心エアコントロール方式の組み合わせにより、最高の性能を実現します。マスターミックスは2~8 ℃で保存でき、簡便に取り扱えます。
画期的なPCR 添加物であるQ-Bond により性能を損なうことなく高速サイクリングが行なえ、サイクラーのランニング時間は大幅に短縮されます(図“ プライマーの高速なアニーリング”)。さらに、厳密性の高いホットスタート酵素、HotStarTaq Plus DNA Polymeraseは 95ºCで5分間のインキュベーションにより迅速に活性化され、PCRをすぐに開始できます。
成分 | 特長 | 利点 |
---|---|---|
HotStarTaq Plus DNA Polymerase | 95℃、5分の活性化 | 室温でのqPCRのセットアップ |
Rotor-Gene Multiplex PCR Buffer | NH4+とK+イオンの配合バランス | 特異性の高いプライマーのアニーリングで信頼性の高いqPCR結果 |
合成添加剤Factor MP | 同一チューブ中の最高4遺伝子を高い信頼性でマルチプレックス解析 | |
ユニークな添加剤Q-Bond | より迅速なPCRランタイムでより早く結果が得られ、一日あたりの反応数も増大 |
即使用可能なマスターミックスにより、反応条件やサイクリング条件の至適化が不要です。cDNAテンプレート、プライマー/プローブセットをマスターミックスに添加し、サイクラーをプログラミングします。製品に添付されるハンドブックには、推奨の色素リストやマルチプレックスqPCR 用の1種類のプロトコールなど、必要な情報が記載されています。
2ステップリアルタイムRT-PCRで良好な結果を得るためには、QuantiTect Reverse Transcription Kitを用いてcDNAを合成することをお薦めします。本キットは、ゲノムDNAコンタミの除去を組み合わせたcDNA合成をわずか20分で行ないます。
Rotor-Gene Multiplex PCR KitはRotor-Gene Q上で配列特異的なプローブを用いた迅速なリアルタイムPCRおよび2ステップリアルタイムRT-PCR解析用に至適化されています。本キットはRotor-Gene 3000およびRotor-Gene 6000にも対応しています。最高4種類までのcDNAあるいはgDNAターゲットを同一チューブ内で迅速かつ同時に定量できるため、処理数を増大し貴重なサンプルも節約できます。
Rotor-Geneサイクラー上で配列特異的なプローブを用いて複数のRNAターゲットを超高速な1ステップqRT-PCR解析する場合には、Rotor-Gene Multiplex RT-PCR Kitをご使用ください。
Features | Specifications |
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Applications | |
Real-time or endpoint | |
Reaction type | |
Sample/target type | |
Description | |
Single or multiplex | |
SYBR Green I or sequence-specific probes | |
Thermal cycler | |
With or without ROX |