QIAamp UCP DNA Micro Kit

• 少量の血液、細胞、スワブおよび組織から高収率
• 異物汚染のリスクを最小限に抑えるウルトラクリーン産生（UCP）および徹底的な品質管理
• QIAcubeでの自動化

QIAamp UCP DNA Micro Kitは、少量の血液、動物やヒトの細胞、スワブ、および小さな組織サンプルなど広範なサンプルに適応しています。

特別なウルトラクリーン処理により、QIAamp UCP MinEluteカラムから残存するDNA汚染を除去し、DNA汚染がダウンストリームの結果に影響するのを防ぎます（“ 他のサプライヤーと比べて最小のバックグラウンド”の図を参照）。溶出した核酸は、次世代シークエンシングを含めダウンストリームのアプリケーションに使用できます（“ NGSにおけるウルトラクリーンDNAの性能”の図を参照）。

QIAamp UCP DNA Micro Kitは、僅かなサンプルからのウルトラクリーンのｇDNA、mtDNA、および微生物DNAの精製用に設計されています。キットは、シリカベースのメンブレンの選択的結合特性と20 ～ 100 µlの溶出液量を組み合わせています。

QIAamp UCP DNA Micro Kitで精製したDNAの収率と純度は、既知の方法と同程度ですが、外来DNAのバックグラウンドは極めて少なくなっています（“ 収量比較”の図を参照）。

シンプルなワークフローにより、全血、細胞、スワブ、または組織からウルトラクリーンなDNAの精製ができます（“ QIAamp UCP DNA Microの操作手順”のフローチャートを参照）。

サンプルは、プロテイナーゼKおよびBuffer AUTの存在下で高い温度で高変性条件の下で溶解します。それからDNAは、QIAamp UCP MinEluteカラムメンブレンに結合し、2回の洗浄ステップで汚染物質を効率的に洗い流します。DNAは、少量のBuffer AUEまたはウルトラクリーンPCR水を使用してQIAamp UCP MinEluteカラムから溶出します。溶出液量が少ないため、溶出したDNAは濃縮されます。